
社会に出たら、できるだけ多くの人を動かし、多くの人の目に触れるような、大きな影響力を持つ仕事をしたいと思っていた。だから必然的に、就職志望先は大手の商社やデベロッパー、素材メーカーなどに絞られていった。そんな就職活動のさなか、就職支援サイトの商社カテゴリを見ていた僕の目に「6名で58億」というセンセーショナルな数字が飛び込んできた。こんな数字、聞いたこともない。ちょっと怪しい。でも面白そうだ。説明会だけでも行ってみるか…。
それが、6名の社員で年間58億円を売り上げる商社・G.U.サプライヤーズと僕との出会いだった。
思えば、僕の人生は行き当たりばったりの連続だった。大学入試では元々医学部志望だったが、何となく違うなと思い高3の秋に志望替え。そもそも医者を志したのも実家が歯科医だったからだし、代わりの志望大学も、仲の良い友達が目指していたという理由で選んだ。大学3年で学部を決めるときも、その時出会った教授の研究内容がたまたま面白そうだった、という理由で農学部へ。
確固たる信念というものは正直、今の自分には無い。いつも直感で人生を選んできた。結果、大きな失敗こそ無かったものの、成功の充実感を味わうこともあまり無かった。だからこそ、「普通の生活では味わえない、面白そうなこと」に飢えていたからこそ、GUに出会えたのかもしれない。
興味本位で参加した説明会は、新鮮な驚きの連続だった。「高学歴の人間こそ起業して、雇用を生む側に回るべきだ」という社長の話。そのためにGUは、後継者不足に悩む企業を買い取って立てなおそうとしていること。「あなたの生き様を書いてください」という斬新な質問のエントリーシート。選考に入った後も、学生と社員との食事会が高級焼肉店で催されるなど、型破りな行事の連続だった。最終的に僕は、内定が決まりかけていた大手商社を蹴って、GUに入ることを選んだ。会社の方針や理念に共感したのもあるが、「面白そうだから」というのが一番大きい。行き当たりばったりで辿りついた風変わりな会社。今はまだ発展途上の僕だが、強い信念というものを持たないからこそ持てる身の軽さ・振り幅の大きさで、人生を、会社を、そして日本を、もっと面白い方に動かしていきたいと思っている。
Time Schedule
——-日の流れ——–
08:00
出社後、植木の水やりや
コーヒーの準備など
(生豆の焙煎から行う本格派)
08:30
掃除
09:00
為替、株価のチェック
お得意先へ電話営業
12:00
みんなで昼食
13:00
お得意先へ電話営業
配送の手配
15:00
おやつタイム(甘い物が大好き)
15:30
子会社の食肉工場にて作業
17:30
事務処理
19:00
先輩社員とスポーツジムへ